ザ・ジャム『ディス・イズ・ザ・モダン・ワールド』ー 駄作にして必須の階梯となったセカンド


‘This Is The Modern World’ The Jam
『ディス・イズ・ザ・モダン・ワールド』 ザ・ジャム


それは私の勝手な命名/用語で、他にピッタリくる言及や用例が見当たらないので便宜的に使っている言葉なのだが、ザ・ジャムの多くのロック・チューンで使われる、ザ・ジャム・サウンドのちょっとしたトレード・マークと言えるものに、「ショック・ブレイク」とでも言うべきものがある。たとえばこのセカンド・アルバムでなら、1曲目の「The Modern World」の初っ端からの「ギャーッ ギャッ ギャッ」なんかがそうだ。それはたいてい、ギター、ベース、ドラムのユニゾンから成るちょっとしたリフ/リックのようなもので、もしかしたら多くのロック/ポップでも普通に使われる、そして特に意識されるでもない要素のひとつに過ぎないかもしれないが、ではそこで、ちょっと待てよとばかりにいろんなバンドのいろんな曲を ー たとえばザ・ビートルズやXTCやライドやエコー&ザ・バニーメンや...と敢えてそういう目(耳)で振り返ってみれば、意外やドンピシャには見つからないものだったりする。乱暴に大掴みに言うならば、ザ・ジャムの「それ」は曲のパーツとしてはなくても良さげな、曲構成上はあってもなくても構わなそうな、特殊なクセ、チック、はったり、助走、ジャンプ台みたいなものなのだ。



ところがこのショック・ブレイク、もしなかったらと想像してみれば結果が大違いになるのは明らかだ。










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Author:eakum
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